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「昨日入学したばっかで中庭にきてなんて言われても場所わかんねーし、ていうか俺のこと好きって…どこが!?ふざけんなって!」
「…はぁ」
仰るとーりで。
ただし、
前半に限っては、ですが。
「…ひとめぼれだったから!」
「は?」
彼は、(名前知らない)
めんどくさそうに私を一瞬見て
すぐ目の前にある桜の木に視線を移した。
「人、好きになったの初めてで…なんか、ビビっときたから…運命だって!!」
「…は」
「だって!…初めてだったんだもん…」
初めての告白。
今頃恥ずかしくなってきた。
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