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「えー、憐華(れんか)さんよぉ、そこは同じように『メリークリスマス』って叫ぶ所じゃないの?」
「全然。全く持って。一ミクロン単位でありえないですね」
「相変わらずノリ悪いにゃ~」
「ノリとテンションだけで生きている貴方と一緒にしないで下さい」
「なんとも失礼な。概ねその通りだけれども」
全く……ご機嫌斜めなおぜうさまだぜ。
俺の隣で不機嫌そうに歩いているのは、腐れ縁で幼なじみな少女、憐華。
新雪にも負けないくらいに白い素肌に、綺麗に整った顔立ち。スタイルは……まあ、うん。頑張れ。そういうの、俺はあまり気にしないから。
……というか、それはそれでもイケると思うぜ?
「聖なる夜に何鼻の下を伸ばしているんですか、この変態」
「クリスマス何だし、とりま細かい事は気にしなさんな」
「変態風情に情状酌量の余地があるとでも?」
「ははっ、手厳しいねぇ」
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