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黙っていれば美少女。しかし、口を開けばただの堅物。
真面目なのは良い事かもしんないけど、今日はクリスマスなんだし、もちっと気を抜いてもいいんじゃないか?
何か気を抜けない理由がある訳でもあるまいに……はっ!?
「今明かされる衝撃の事実、憐華はツンデレなのか!?」
「違います。何年一緒にいると思ってるんですか……」
「一万年と二千年前から?」
「愛していませんね、わかります」
まるでアホの子を見るような視線を向けた後、憐華は呆れたように溜め息を吐いた。
「ふざけるのも大概にして下さい。今日は、予定がびっしり詰まっているんですから」
「ほいほい了解ですよ……っと、着いたみたいだぜ?」
駄弁りながら歩いていたせいか、俺たちは予定していた時刻よりも早く目的地に着いてしまった。
意外に早かったなぁ。
まあ、遅刻するよりかは全然マシだぜ。
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