第七章

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イライラしながらも2人と距離を取る。 要で変な妄想をしていると思うと、殴らずには居られなかった。 それに…一瞬変な想像をしてしまった。 『ッッあ、直哉ァ…やめ』 掠れた声。紅く染まった頬。 「ッッ…俺帰るわ。」 悪かったな。と告げ朔の家を出る。 帰る途中も頭の中から、さっき過ぎった残像が消えない。 ドクドクと心臓が高鳴る。血液が逆流しているみたいだ。 荒くなる呼吸を何とか落ち着かせながら、漸く家に着き直ぐに自室にこもる。そして気づいたこと。 「…マジかよ。ありえねぇ」 ジーパンを下げると、今までこんなに元気になった事あったか?という程に反り返っている分身。 あの少しの妄想でこんなになったのかよ。 童貞のガキじゃあるまいし。 そんなことを思いながらも欲望には勝てず自分の分身をゆっくり上下に扱く。そして思い浮かぶのは女じゃなくて 『ぁ、あ…激しッッ』 どうしてお前なんだ。 グチュグチュと部屋に響く音。 『身体が…ぁ、つい』 荒くなる呼吸。 「…ッッ!!」 手に広がる欲望の塊。 お前を犯す想像をしただけで、簡単にイッテしまった。 そして途端に襲う罪悪感。 何してんだ。俺。 親友の…しかも幼馴染だぞ。 あの日 『直哉のことが好きなんだ』 そう言われても嫌悪感は無かった。逆に嬉しいと思ったくらいだ。でも他の奴は違った。 男に告白されただけで気持ち悪いと言っていた。例え、それが親友だったとしても。 じゃあ…なんで俺は拒否しなかったんだ。 、
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