第七章

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尚吾を自室に案内し飲み物を取りにリビングに行き、飲み物の準備をしていると逃げ道を塞ぐよう壁に手を突く姉。 …女に、しかも姉貴に所謂(いわゆる)壁ドンをされるとは。 「普通逆じゃね?」 「んなことは、どーでも良いわ!!つか私は、壁ドンする男に興味ない!」 もしかしなくても、もの凄く怒っていらっしゃる?凄い剣幕だ。 …こんな時は逆らわないのが正解だ。落ち着くまで話を聞く。 「…あんた、何で私に相談無く帰って来なかったの?帰って来た次の日には消えやがって!ふざけてんの?」 色々心配かけてしまったようだ。 最後に『心配したんだから』と鳩尾(みぞおち)を軽く叩かれた。 「ごめん。」 「…直哉と何があったの?」 それから、色々根掘り葉掘り聞き出された後の姉貴の言葉。 「直哉…あいつ殺す」 …今までで一番怖かったと思いました。 、
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