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お姉様-side
騙して呼び出して話を聞いて、やっぱりある程度予想通りだった。
ただ…話を聞いて直哉のその後の生活を知ってるだけに腹立つわ。
あんの馬鹿。
うちの要をほったらかして…今では取っ替え引っ替え。
あわよくば、会わせてあげようと思ってたけど止めよう。まだ要も会える心境じゃないのも分かってるしね。
「あ、それで?連れてきた子は何なの?凄く緊張してたみたいだけど」
ずっと気になってたのよね。友達の家に来るだけで、あんなに緊張しないわよね?
「…同室の友達だよ」
頭を掻きながら視線を外す。
…気まずい時決まってする癖。本当嘘がつけない体質よね。
「嘘よね?てゆーか、この時期に同室だからって付いて来る?私だったらしないわ。」
まぁ、アノ子分かりやすいけどね。大方要に惚れて、心配して付いて来てくれたって所かな。
「もう良いだろ。何でもは姉貴には言えないよ。流石に」
この子もあの子を信用してるみたいだし。もしかしたら…?
でも、もし直哉がこの状況をみたら何て言うかしら。
荒れた原因は絶対要だし。
…面白くなりそうねぇ。
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