第七章

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お姉様-side 騙して呼び出して話を聞いて、やっぱりある程度予想通りだった。 ただ…話を聞いて直哉のその後の生活を知ってるだけに腹立つわ。 あんの馬鹿。 うちの要をほったらかして…今では取っ替え引っ替え。 あわよくば、会わせてあげようと思ってたけど止めよう。まだ要も会える心境じゃないのも分かってるしね。 「あ、それで?連れてきた子は何なの?凄く緊張してたみたいだけど」 ずっと気になってたのよね。友達の家に来るだけで、あんなに緊張しないわよね? 「…同室の友達だよ」 頭を掻きながら視線を外す。 …気まずい時決まってする癖。本当嘘がつけない体質よね。 「嘘よね?てゆーか、この時期に同室だからって付いて来る?私だったらしないわ。」 まぁ、アノ子分かりやすいけどね。大方要に惚れて、心配して付いて来てくれたって所かな。 「もう良いだろ。何でもは姉貴には言えないよ。流石に」 この子もあの子を信用してるみたいだし。もしかしたら…? でも、もし直哉がこの状況をみたら何て言うかしら。 荒れた原因は絶対要だし。 …面白くなりそうねぇ。 、
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