1455人が本棚に入れています
本棚に追加
「…お待たせ。」
ジュースとお菓子を持って部屋に戻ると、体育座りして落ち込んでますオーラを放つ尚吾さん。
…俺も疲れてんだけどな。ったく。
仕方ないなぁ。
テーブルにオボンを置き、尚吾の隣に座り寄りかかる。
「何時まで落ち込んでんの?」
「…俺、不自然過ぎた…お姉さんに変な奴って思われたよな?」
…まぁ、あの人は勘が鋭すぎるから大丈夫だとは思うけどな。
ニヤニヤしてたし。
「大丈夫だって。気にしないで良いよ。…つか、変な奴って思ってたら俺が許さないし」
な?と身体を少し離し顔を覗き込むと、手の甲で口を隠し顔はみるみる紅く染まっていく。
「…それ天然でやってんの?」
…え?意味分かんないんだかけど。
首を傾げると、溜め息を吐かれた。何だよ!言ってくれないと分かる訳ねぇじゃん。
「何だよ!溜め息なんか…」
文句の一つでも言ってやろうと思ったら、グイッと後頭部に手を回したと思ったら引き寄せられ
キスをされた。
「んなっ!何して!」
「ふん。あんな可愛い顔するのが悪いんだ。バカ」
、
最初のコメントを投稿しよう!