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苦笑いを浮かべるとゆっくり煙草の煙を口から吐き出し、まだ残る煙草の火を消す。
そして真っ直ぐに俺を見据え
「…単刀直入に聞くわ。あんた、要の事どう思ってるの?」
と爆弾発言。
その言葉に口に含んだ珈琲を吹き出しそうになった。
何を言っているのでしょうね!この人は!ビックリしたわ!
からかっているのだと思ったが、俺を見る目が真剣で冗談で言っているのでは無いと分かる。
そんな事決まってる…。
「…好きだよ。」
「どうゆう意味で?」
分かってる癖に…意地悪な顔しちゃって。本当ドSだよな。
「恋愛的な意味でに決まってるだろ」
「ふ~ん?…でもあんた要に会えなくなってから、女とっかえひっかえしてるみたいね」
…ヤバイ。何でバレてるんだ。
掌に汗が溜まる。
「私の同僚にも手を出してるのよ?あんた。まぁ、お互い割り切ってたみたいだから何も言わないけど~」
最悪だぁ!マジかよ!顔見れねぇ。冷や汗まで出て来たぞ。
…要を忘れようと女を抱いてきたのを、こんな形で後悔するなんて。
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