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要-side
「ねぇ、あんた達何かあった?」
「…は!?べ、別に?何も」
姉貴が買ってきたケーキを三人でリビングで食べていると、怪訝そうな顔をして聞いてくるが
本当の事言えるわけないじゃん。
…でも、姉貴が帰って着た時は本当に焦った。慌てて床に落ちている服を着て、ベッドの隅に逃げる。
「あ、その…、」
上手く言葉が出てこず、真っ赤であろう顔を体育座りしている腕に隠す。
今更だが、凄いこと尚吾としてた。
床には行為を行っていた、と思い知らされる物が転がっている。
きっと…後少し姉貴が遅かったら、尚吾とは繋がってた。
つか、尚吾にあんな事頼むなんて、本当俺最低だ。
いくら、ショックで動揺していたとはいえ。
少し冷静になった頭で思い返す。
「…要?」
呼び掛けられ、ビクッと反応する身体。
軽蔑した?
嫌いになった?
気持ち悪くなった?
色々な問い掛けを頭でするが、どれも言葉に出ない。
「…ごめんな。」
、
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