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随分と小さく感じるブランコを軽く漕ぎながら、目を閉じる。
これからも、尚吾とは曖昧な関係を望んで続けていって、直哉とは気まずいまま、避けて生活していくのかと思ったら嫌気がさす。
本当…毎回同じ事で悩んでるよな。18歳直前なのに全く成長していない。
でも…これだけ心乱されてる原因はあの二人にあるんだよな。
うん。そうに決まってる
「バーカ、バーカ」
何故か2人のせいだと、逆ギレ気味に脳内変換し馬鹿と連呼するも
虚しくなった。
結局見いだせない自分のせいなのだ。
もうそろそろ…帰ろうかな。尚吾心配してる筈だよね。
「…誰が馬鹿なんだ?」
突然声をかけられビクーッと身体が反応する。本当心臓止まるかと思った。
つか、こんな夜中に誰だ。
内心ビクビクしながら振り返ると言葉を失った。
「…やっぱり本物か。幻かと思った」
近くでみると二年前のあの日より大人びたように見える彼。
薄暗い公園の明かりに照らされた…前と変わらず嬉しそうに優しく微笑んでいる顔。
ずっと会いたいと望んでいた相手。
「な、おや…」
でも
何時もタイミングが悪いんだ
、
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