1455人が本棚に入れています
本棚に追加
そして、帰ってきた要は着て行って無い上着を羽織って居た。
話を聞き出し、布団に潜り拗ねる俺の頭を苦笑いし撫で続け話を続ける要。
そして、衝撃的な事実。
『告白は断ったんだ。』
信じられなくて。
勢い良く起き上がり発した言葉。
「だって、抱き合ってたじゃ、」
はっ!し、しまった…。慌てて口を押さえると顔を赤く染める要。
「見られたのか、悪い変な所見せた」
ッぐ!か、可愛い!抱き締めたい。
…ん?でも何で断ったんだ?
「でも、何で断ったんだ?」
「ん?ん~、あいつは優しいからね。後悔させたくないんだ。」
…あの様子だと本気だと思うけど。
まぁ、要の決めた事だ。
まだ、チャンスはあるみたいだし。
「俺にもまだ可能性あるよな」
ボソッと呟いた言葉に、ん~、と考える素振りをする要。
「…尚吾?お前も後悔」
「しない。前言っただろ!」
断言すると、軽く溜め息をつき『忠告はしたからな』と笑い
胸に寄りかかってくる要。
「悪い…甘やかして?これでも混乱してるんだ。」
あーもー!!本当何だ!この可愛い生き物は!!
嫌なんて言えるわけないだろ!
「いーよ。いくらでも」
ギュッと抱き締める。
覚悟しとけよ。要
絶対俺を選ばせてやるからな!
、
最初のコメントを投稿しよう!