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バレちゃった?
……おい。嫌な予感しかしねぇよ。
しかも反省なんてまるっきししてないよな?コレ。
てへっ!って聞こえて来そうだぞ。
「説明してもらおーか?」
「いやね、朋美(トモミ)に泣かれちゃって~、ついね?言わざるおえない状況になったって事なの。ごめ~んね!」
どんだけオバチャンに弱いんだよ。ふざけろよ!アレほど言うなって言ったのによ。
…いや、二年黙ってたのが不思議なくらいか?
深いため息をつき、何処までバラしたのか問いただすと
「大学の名前だけ教えたわ。住所は教えてない」
とのことだ。
…あいつの事だ。簡単にここの場所分かるかもしれないな。
頭が痛くなってきた。
額を押さえうなだれていると
「一応直哉には言わないよう伝えたけど…あの子だからバレてるかも」
「うん。分かってるよ…なんとかする。じゃあね」
そう。口止めして本人は本当に黙ってる。でも隠し事が出来ず態度が挙動不審になり
問いただされ結果バレてしまうのだ。
「まぁ、良いキッカケよ!チャチャッと仲直りしなさい」
切る途中そんな言葉が聞こえたが
簡単に出来たら苦労しないんだよ。
…あ、もしかしたら姉貴の電話もこの関連かもしれない。
夜にでも連絡してみようかな。
中で尚吾を待たないといけないが
まだそんな気分にはなれない。
また深いため息が出る。
さて…どうしたものか。
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