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「急すぎるだろ…てか何で急に合コンの話になんの?」
「え~、友達があなた達二人に好意をもってるから。それだけよ」
柔らしく笑う顔からは何も感情が読めない。だが…どこか違和感を感じる。
何だ?どこに引っかかってる?
「まぁ、話は分かった。でも俺達は参加しない。他を誘え」
もう話は終わったとばかりに歩きだすと思い切り肩を掴まれた。
「それじゃあ…意味ないじゃない。鈴谷君と貴方二人がメインなの。夏帆(かほ)の期待を裏切る訳にはいかない」
それにと続いた言葉に目を見開くことになる。
「貴方…要君の事スキでしょ?」
柔らかい笑みを崩し、不適に笑うこいつに一気に嫌悪感を抱く。
そんな事を言って動揺させるつもりか
バカバカしい
「ありえない。要も俺も男じゃ」
「あ~ら。嘘つくの?自分の気持ちに?まぁ、鈴谷君しかみてないから分かる訳ないか。…私も一緒よ。同性が好きなの」
遮り喋り始めた佐々木はまたもや爆弾発言をした。
一瞬だけ切なげに伏せられたら瞳
とても嘘を言っているようには思えなかった。
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