第十二章

12/18
前へ
/202ページ
次へ
なにやってんだか。ずり落ちて 恥ずかしがり顔を隠す要の腕を引き剥がして、顎をすくい上を向かせる。 「~~ん!なお、離せって!」 だってこんな顔してるなんて思わないだろ 顔は紅潮し、恥ずかしさからか顔を頑張って背けようとするが、俺に顔を固定されて動けず必死に目を閉じ、俺を見ず少し震える身体 ッッ、酔ったらこんな姿みせてんのかよ 俺の中で何かが切れ、一気に自身の体温が上がるのが分かる 怯えているのは分かる…それでも自分で自分を抑えられない、欲望が支配する もっともっと…と、身体が要を求める 両頬を固定し荒々しく唇を奪う 舌を侵入させると、厭らしくクチュっと音がする。薄く目を開けると必死な要の姿、そして甘く漏れる声。 いつもは頬も冷えているのに、俺の手に固定されて熱が伝わったのか熱い頬の感触。 我慢できず、湧き上がる加虐心…もっと要の恥ずかしがる顔が姿が見たい。 外だと言うのも忘れ要を求める キスをしたままシャツの中に片手を侵入させると、ビクリと反応する身体。 「直哉、やめ」 震える腕で必死に抵抗し涙する姿 怯えている…また俺のせいで…。 「~~ッッ!ー!」 ガバッと体を離して、自分の荒れる呼吸を整える 最低だ、また怖がらせてしまった。 「悪ぃ、要」 「…直哉?」 もう、結構反応してしまっている自分の分身を早くおさめる事に集中する。耳をすませば少し遠くから誰かが走ってくる音がする 腕時計を見ると、時間的に尚吾あたりだろう 、
/202ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1455人が本棚に入れています
本棚に追加