第一章

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「…馬鹿か。なぁ、直哉君ってそんなにイケメン君なのか?」 真剣な表情。 そう言えば、初めて聞かれたな。直哉について。 「あー?ん~…そうだな。滅茶苦茶良い男だな」 ハハッと笑い少し茶化しながらも、これは本音。 まぁ、女癖は悪いし、冷たいし、愛想無いけど 俺には優しかった。 他にも、仲の良い連中も勿論いたが 俺は…その中でも特別扱いされてたと思う。 幼馴染みって理由も勿論あるだろうけど。 「この学校にも、顔の良い奴は結構居るぞ?きっとお前になら、直ぐ恋人出来ると思うけどな。男…でも。」 その『男…でも』の『…』は何だよ。 わかってるっつの!!共学はほぼ、ノンケの奴等だって事くらい。 「…ばーか。顔だけで選ぶかっての。お前顔の良い女全員と付き合いたいと思うか?」 「いや…ない」 「と同じ」 「なーる。」 .
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