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「わ、悪かったって!!要っ!なっ?」
顔は見えなくとも、どんな顔をしてるかは、想像はつく。
そんな、必死に謝る尚吾が面白く、プッと早くも笑ってしまう。
騙された!!と気付いた尚吾は要に馬乗りになると、部屋中に笑い声が響く
「騙したなー!!人が本気で悪いって思った矢先」
「ちょっ!!待て待て!!アハハハ…そこダ…アーハハハ」
尚吾の擽り(クスグリ)攻撃に涙目になりながら、体勢をなんとか仰向けにすると、笑っている尚吾と、見つめあう形になる。
「…」
「…」
…え。なにコレ。
いきなりなんで、擽り止めんの?
てか、なんでこんな真面目な雰囲気?
「…尚吾?お前どうしたの急に?」
「え…あ、いや」
ほんの数秒の沈黙だったが、その数秒で尚吾の様子が変わった。
「…てか」
「え?」
「重い…」
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