第三章

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「所で、要いつ帰んの??自分家に」 返して貰ったタオルで髪を拭いてる途中、テンションが下がる話題を敦が振ってきた。 「あー…明日。敦は」 「俺一応今日帰る予定。5時位に迎えに来るって言ってたけどな」 だよなー。殆どの奴が今日帰るみたいだし。 俺はギリギリまで帰りたくない。 「要…何か帰りたくなさそうだな??」 ニヤニヤとしながら、俺の顔を覗きこむ。 ドキッとしながら「別に」と言い、逃げるように部室に戻る。 着替えてる途中も、敦はしつこく帰りたくない理由を聞いてくる。 「だーかーら、帰りたくない訳じゃねーっつの」 「…ふーん。てかさ」 やっと諦めた。と思った次の瞬間 「お前、細過ぎじゃね」 と言いながら、俺の腰を触ってきたのだ。 『触るなっ』と言いながら手を払い除けるが、顔に熱がこもっていくのが分かる。ヤバい…変に思われたかも知れない。 「…あ、わ、悪い」 なんか言わないと、本当にヤバいかも知れない。
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