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「…要が、直哉君と遊びたいならそっちを選べば良い。久々に友達とかも来るんじゃないのか??」
それは…そうだけど。てか尚吾俺が直哉と会いたくないの知ってる癖に何でそんな風に言うかね。
「俺は、要と行けなかったら兄弟と行くし。無理強いしたい訳じゃ無い。一蘭に戻れば、向こうの祭にも行けるしな。悩むって事は、一緒に居たいんだろ??我慢しなくて良いじゃん。」
我慢しなくて良いじゃん…か。確かに一緒には居たいが。俺、普通に出来るか分かんねえから怖いんだっつの。
もし嫉妬して勢いに任せて告ったらどうする!!??考えただけでも恐ろしいわ。
「…要??怒ったのか?」
「いや…でも、お前にも会いたかったし。一緒に祭にも行きたかったのも、事実なんだけど。それで、悩んでたのも有るには有るんだぜ?」
その言葉に、電話口から『ハァ~』と溜め息をつくのが聞こえる。
何だよ。失礼なやつだな。
「うん。ありがとう!まぁ、じゃあ一蘭で会おうな。明日には俺達地元もどるからさ」
「あ…そうなんだ?いや、本当悪いな。向こうの祭楽しみにしてるから。戻る時連絡するな。」
…尚吾のテンションが若干下がった気がするが。てか、前半投げやりな言い方な用な気がするが。まぁ、笑ってるから平気だろ。
「あぁ。分かった!楽しんでな」
「サンキュー。またな?」
「おう」
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