第四章

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「じゃあ、あとでな」 「…あぁ。」 それだけ言うと、直哉は自分家に行ってしまった。…公園から此処まで無言で、切れてますオーラが凄かったから何も言えなかった。 …はぁ。彼女に何言われたんだよ。切れて俺に当たるなっての。 この数時間で疲れ果ててしまった。 てゆーか。今更だが何で直哉俺が帰ってくる時間分かったんだよ。日にちは他の奴等から聞いても、時間は誰にも言ってない筈だが。 「ただいま。」 扉を開けると懐かしい我が家。 奥から『おかえりー』と母さんの声がする。それといい匂いが玄関まで漏れてきている。 リビングに入ると、台所で食事を作って居る二つの人影が。 「…あれ!?叔母ちゃん何で此処に居んの!」 目を見開いて驚く俺の目線の先には、直哉の叔母ちゃんが居た。 「要ちゃん!会いたかったぁ!」 パタパタと走って来て、俺にドーンと抱きついてくる小さい人物。 相変わらず小さい。ってか本当に母さんと同級生か疑わしい。 「…おばちゃんは相変わらず小さいね。直哉の母さんには見えないよ」 「失礼ね!直哉はちゃーーんと良ちゃんとセック…ぐっ!」 「はい。ストップ!俺が悪かったです。ごめんなさい」 慌てて口を押さえる。 …相変わらず見た目に似合わず、下ネタを平気で言うんだからな。 年頃の男子の前で何を言おうとしてんだか。この人は。 ペチッと口を押さえてる手を叩かれ離すと、満足そうな笑み。 「分かれば宜しい」 「はいはい。すみませんね」 そのやり取りを奥から見てた、母さんが笑いながら近付いてくる。 「お帰り要。寝坊しなかったみたいね」 そりゃー、生活費が掛かってるからな。寝坊する訳無いじゃん。  「あぁ。…それよりさ、何でおばちゃんが居んの?何かあんの?」 、
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