プロローグ

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たった、これだけの事に俺は余裕が無くなってしまうんだ。 情けない… 直ぐ隣に住む直哉とは、幼馴染みで、ガキの頃からの仲良しだ。 昔から、直哉の事が好きだと言う自覚はあった。ただ大きくなるにつれ、この感情は抱いては 【イケナイ感情】と、知る事になる。 それに、直哉はノーマルで普通に女と付き合っている。 だからなおさら…直哉に知られちゃイケナイんだ。 はぁ…ってか何時に来るつもりなんだ。 本来の目的のトイレに行く事を忘れ、部屋に戻る途中、直ぐ隣にある姉貴の部屋の扉が目に入る。 いつもは近付かない、姉貴の部屋に近付き、何を思ったか入る事にした。 .
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