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-要side
【寂しいじゃんよ。】
そう呟いた直哉に、淡い期待を寄せてしまいそうになった。
なぁ、、分かってるのか?
お前の言葉や、仕草で俺は簡単に一喜一憂してしまうこと。
今日の直哉は少し様子がおかしかったのは、直ぐに分かった。
原因は…俺だと自惚れて良いのか?
でもやっぱり
【親友】
それ以上にはなれない現実。
目の前を歩く2人はお似合いだ。彼女もいい子そうだし。
…なぁ、直哉?
気付いてるか?そんな風に彼女と先を歩く事今まで無かったよ?
…勘が鋭いから無意識に俺の気持ちに気付いて居るのかも知れない。
何とか2人の後ろを付いていく。屋台にゲーム。会話をふられれば頑張って答えたし。
「あっ!ねぇ、これ可愛い!」
「あ?…指輪?女ってこーゆーの直ぐ欲しがるよな。なぁ?俺らにはわかんねぇよな!要?」
呆れたように俺に話を振ってくる、直哉の手にはハート型の指輪。
…でも指輪とかは、女の子は欲しがるだろうな。
【恋人の証】
前、女子がそう言っていた。
「彼女は女の子なんだから。それに、指輪可愛いじゃん?彼女に似合いそうだよ?」
直哉の手に返し笑みを造る。
その時丁度俺の携帯が鳴り、鞄の中を漁りさがす
「…ふ~ん?そんなもんか?…叔父さん。これ一個頂戴。そのまんまで良いから。」
「あいよ!1000円ね。毎度」
……え?
その声に思わず顔を上げる。
…買ってあげたのか?
「えっ、嘘!良いの?」
「あ?欲しかったんだろ?…ほら指だせ。ったく。」
「うん!あ、ありがと~!すっっごくすっっごく嬉しい!」
顔を真っ赤にして喜ぶ彼女。そして差し出した左手。そこの薬指にと言われ、呆れながらもはめられた指輪。
…やっぱり今までの彼女とは違う。こんな光景みたこと無い。
何で…どうして…
あんなにも煙たがってたのに
でも、素直になれなかっただけ?
彼女素直な良い子だから、惹かれていったんだろう?
でも
…信じられなくて
信じたくなくて
何処か、心の隅で思ってた。
直ぐに別れるだろうと…
本気のレンアイ?なのか?
…目の前の光景が、衝撃的過ぎて鳴り響いている携帯の存在を忘れ
思考が停止する。
、
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