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「あ、いや。あ、そうだ!そろそろ二人で回ったらどうだ?」
そんな事思ってない。
「は?なんで?」
怪訝そうな顔。彼女は少し頬をあからめる。
「いや、せっかくだし。デート楽しんできなよ。」
「ちっ。何なんだよ?さっきから。そんなに一緒に居たくないのか?」
悲しそうな顔。
違うよ。馬鹿だな…
ただ、俺が悪いんだ。
この関係を壊したい…
でも壊したくない…
壊す勇気のない、ただの臆病者
だから気にしないでて…
「違うよ。邪魔したくないんだよ」
…上手く笑えてるかな?
本当は今すぐにでも泣いてしまいそうだ…。
、
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