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二人に背を向け歩き出すと、ガッと思い切り腕をつかまれ、振り向くと怒った直哉が俺を睨んでいる。
「…意味わかんねぇ。俺、最近の要がわかんねぇよ。」
俺の前で増えた
直哉の困った顔。戸惑った顔。
大好きな笑顔はあまり観てない
誰よりもただ、好きなんだよ
「直哉が。」
「…は?」
言葉に出せないモドカシサ。
掴まれた手から伝わる体温。
ヤバイ…涙がこぼれそうだ。
直哉にみられたら終わりだ…!
…ッッ!どうしたら、
「すいません。要連れて行きます」
その言葉と同時に訪れた闇。
優しく目を覆われたのだと理解した。
そして、目に伝わってくる直哉より高い体温の手の温もり。
そして、その手の平を濡らしていく涙。
、
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