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この声は…
一瞬心臓止まるかと思った。
…尚吾
お前本当ヒーローみたいだな
何時も何時も俺が
ピンチの時に駆けつけてくれる
「…は?何言ってんだよ?つかお前誰?」
見えなくても、今直哉がどんな顔をしているか分かる。
不機嫌なのを隠してない声。
「別に?誰でも良いだろう?まぁ、しいて言うなら…高校の同級生で同じ寮の親友だね。」
尚吾も言い返しているが、何時もと雰囲気が違う気がする。こんなに冷めた言い方をする尚吾は知らない。
どうして、怒ってるんだ…。
「つか、今要は俺等と遊んでるんだよ。お前邪魔すんな。」
「君…いや、直哉君には関係無いよ。ただ、僕が要と要の地元のお祭りを回ってみたかったから。彼女もいるし、別に構わないよね?」
待って。尚吾ってこんなんだっけ?
何時もヘラヘラしているイメージしか無い。
「尚吾何言って…っん!?」
口を開くと、口まで押さえられた。
そして耳元で『黙ってろ。バレるぞ。』と
視界を塞がられているからか…尚吾の低音が何時もより低く感じ、背筋がゾクゾクっと感じてしまった。
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