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am8:30
何とか一蘭高校に到着したが、凍え死にそうだ…。
張り出し時刻まで後少し。
周りにも違う学校の制服を纏った学生で溢れている。
…ヤバい。今更少しドキドキしてきたぞ。『ハァ~』とため息をつくと白い息が空にまい消えていく。
ポケットの中のホッカイロを握りつぶし、防寒にもなるヘッドホンからはお気に入りの曲が流れている。それらで気を紛らわせていると
『お待たせしました。』その声と共に教師らしき大人達がデカイボードを運び込んでくる。
それと同時にザワザワと周りが騒がしくなり、ボードの前は受験した学生達で埋め尽くされた。
…あ~、受かってますように!!
受験票をみながら確認していく。
ちなみに受験番号は【794】
ふざけんなしっ!と内心思ったが結果さえ良ければいい話だ。
「794、794、……ッッ!!」
793の次にあったのは【794】俺の受験番号だ。
「~ッッ!!よっしゃっ!」
小さくガッツポーズを決める。
ホッとして周りを見渡せば、俺と同じように喜んで家族、友達と抱き合う者もいれば
泣いている人達もいた。
、
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