第六章

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麗香からメールや電話が来ていたが無視をし、隣の家の電気が付くのをベットに寝転びながら待つ。 …今は既に22時を過ぎている。 何処で何をしてるんだ。まだあの男と一緒に居るのか? モヤモヤとした感情が渦巻く。 『邪魔したくないから』 『すいません。要連れて行きます』 ドンッと壁を叩き付ける。思い出すだけでムカツク。 フゥと息を吐き、何度目か分からない要の部屋に視線を向けると、カーテン越しに光が漏れている。 …やっと帰ってきた。 ベランダに出て直ぐ隣のベランダに飛び移る。子供の頃から良くやって親達に怒られたっけ。 何て、昔を思い出しながら扉をコンコンと数回叩く。 …冷静に話し合えると良いが。 、
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