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「…?どうした?」
少し赤くなっている目に、罪悪感を覚える。
「…ありがとうな」
その言葉に少し目を見開くと、ふわりと柔らかく微笑み『それは、俺の台詞だよ。』と言われた。
「じゃあ…部屋戻るわ」
「うん…オヤスミ直哉」
…明日から数日間、要とどう過ごすかベッドに寝ころび考える。
取り敢えず…もう麗香の話題は出さないでおこう。
いや…その前に要明日も会ってくれるのか?無神経か?
でも避けるのも違うよな。
あれこれ考えているともう朝の四時を回っていた。
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要side
翌朝の7時。反対側にあるベランダに飛び移り薄暗い部屋に入ると、この部屋の主は深い眠りについている。
昨日四時過ぎまで明かり付いてたからな。…俺の事で悩んでたんだろう。
それにしても…久々に入ったな。直哉の部屋。前来た時と殆ど変わってない。
景色も香りも前と同じ事に安心する。
「…直哉?」
一応確認で名前を呼ぶが起きた気配は無い。まぁ…今は昼前まで寝る生活になってるだろうからね。
サラサラとした髪を起きないよう優しく撫でる。
帰省して1日で色々な事がありすぎたなぁと思い返す。
「本当に…お前が幼なじみで良かったよ。拒絶しないでくれてありがとう。嬉しかったよ。」
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