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「はっ・・・・・・はっ・・・・・・はっ」
走る。走る。
最近運動をしてなかった自分の事を恨みながら、綾川 美香は走り続ける。
「っ!!」
美香は、後ろから追ってきた『何か』から、手を伸ばされるのを感じ、必死に逃げる。
「(何で!?私はただ・・・・・・やり直しただけなのに!?)」
『何か』 が逃げ続ける美香へ黒く、箸の様に細い指を延ばす。そして『何か』は、今まであった美香との距離を埋め、彼女の肩に手を掛ける。
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