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でかい身体が小さく見える。シュンッとなって項垂れて震えている。
‥可愛いやン。エライ純情で、こんなにストレート
に気持ちをぶつけてくる奴やったンや
「ゆうて欲しいンかい‥」小さく呟く。
「おん‥ゆうて欲しい。」真っ直ぐ目を見つめる。もう、震えていない。
「じゃ‥ゆうたら何か変わるンか? 」
「解らへん‥けど、その他大勢の友達やな
く特別になりたいねん。」
‥またや、よぉわからん。なんちゅう鈍感
やねん。既に特別扱いしてるやろ。
はぁ‥、キレる代わりにため息がでるわ。
「ほなっ聞くけど、特別ってナンやねん!!」
あぁ‥キレてもうた‥
アイツの握りしめた手に力が入る。少し考えてから、キッとこっちを睨み付けるように、
「おっ///‥俺から‥‥キッ‥ス///出来るや
ンか!!!」
いきなり叫ぶ。
「はぁ///ーーーー?!!」
開いた口が塞がらない。
何処からその流れになんねんな‥
「…やって、お前の気持ち解らへんやンか
俺から///して《キッショ》ってゆわれたら
立ち直られへンもん…」
‥あの、余計に意味解りませんが…
まさか、昨日事やさっきの状況は理解し
てへンのか…
呆れた顔の俺に、更に追い討ちをかける。
「1回でもええ、ゆうてもらえたらソレだけ
で自信が持てんねん。」
頭が痛い。俺には理解不能な言い分で、返す言葉が見つからん。
‥だからー、俺態度で示したよな!
ヤキモチ妬くって、ゆうたよなぁ!
…ナンでコイツわからんの?!
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