71人が本棚に入れています
本棚に追加
仕事の終りに珍しく声をかけられた。
「なぁ‥たまには一緒に飲まへん?」
着替えながら、
「明日休みやのに、早めに家帰ってイチャコラ
したらええやん」
笑いながらゆうと、
「今日は友達と食事に出掛けてンねん」
「それやったらかまへんけどなぁ~二人に
慣れたら1人はお淋しいンや~」
「ちゃうわ!ボケッ!」
笑いながら仕事場を後にして、ノロケ話は店ではでけへん という理由で俺の家に行く事となる。
俺ん家の犬が盛大に歓迎をした後、冷蔵庫からビールを取り出す。
「まっ 取り敢えずは《おめでとう》で乾
杯やな~」
「一体どんなけ日ィ経ってンねん」
「ぇ"ーめでたい事は何回ゆうてもええや
ン」
笑いながらどちらともなく
‥ホンマに久しぶりやな
‥ホンマやね。
しみじみと、
「こんな風に飲むンも最後かなぁ~」
俺が言うと
「まぁ~回数は目にみえて減るやろな‥」
と、ニカッと笑う。
「羨ましく無いから~!尻に敷かれろー!
俺は自由に取っ替えひっ替え遊ぶー!」
「フンッ‥出来もせん事を‥」
一瞥されて鼻で笑われる。
お互いに付き合いが長いと酒のアテは思い出話へとなる。
高校の思い出から
深夜のネタ合わせ‥
初舞台に上京‥
ケンカにいざこざ‥
大舞台‥‥単独‥
いつも一緒に頑張って来た。
多分これからも‥
肩並べて戦い抜いて行く戦士かな‥
最初のコメントを投稿しよう!