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食べ終わりゴミを捨てに行く。
「ホンマはあそこのたこ焼き‥
一番ウマインやで‥」
「そうか‥」
「今度はアツアツのたべよな!」
「おん!」
「ほなっ!また明日 気ィ付けて帰れゃ」
「おっ‥また明日‥」
‥なんちゅうか 台風みたいなやっちゃ‥
‥振り回されとるわ‥
俺は、何故か駅の方向と違うたこ焼き屋に向かう。
先程のイカツイおっちゃんが、小さい子相手接客中や
…大丈夫や‥怖ない‥‥
意を決して
「おっちゃん‥あのな‥さっきはごめんや
で‥‥悪い奴やないねん‥気の短い奴や
から許して下さい。!お願いします。」
黙って頭を下げた。
「ほんで…これさっきのたこ焼きのお金で
す。ホンマにすんません。」
黙ったまま受け取り
「ナンや?アハハ~兄ちゃん?えらい友達思い
やな‥
ワザワザありがとな でもアイツいつもあ
んなんやで」
「えっ‥ええ!?ホンマに?」
笑いながら
‥おっちゃん曰く
タマタマ二人共キレる所が一緒だけの事でよくあるンやそうです‥‥はい‥
‥ナンや間抜けな事してしもたわ‥
「たこ焼きの金払いに来た奴は初めてや
なんでなん?」
尋ねられて自分自身もなんでやろ?
って考えてしまう。
「…うーん…多分やけど…
アイツと約束したからですわ…
今度アツアツのたこ焼き食いにいこって
ここの一番ウマインやってゆうたから
ほしたら‥訳解らんうちに‥」
「ほぅか‥嬉しい事ゆうなぁ~今度は
サービスするでまた一緒おいでな」
「はい 必ず」
もう一度頭を下げ駅へ向かった。
井本もこっちへ向かっているのも知らずに‥
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