71人が本棚に入れています
本棚に追加
/384ページ
「よっ!おっさん お金払いにきたで」
自転車を押しながら声をかける。
「ナンや!珍しやんか!雨でも降ンのか?」
「‥おっさん!ケンカ売らんとたこ焼き
売っとけー!」
「あはは~でも、もうもろたで 図体の
でっかいツレが払いにきよったで」
「‥!‥(ヤッパさっきの藤原や)」
「今までにないタイプのツレやなぁ~
お前みたいなツレの為に頭を下げる奴は
珍しでお前にもったいないわー
大事にせぇよ」
「‥おん‥ほなっまた」
自転車をこぎながら
‥やること、なすこと、調子狂うわ
みんな暗いやっちゃ ってゆうとったけ
どちゃうわぁ
ヤッパオモロイ奴やっちゃ
気にいったで!
ナンや女みたいなとこあるけど‥
マァ明日から楽しみやわ~‥
暮れなずんだ街並みを、理解不能の《はぁー?女みたいってナンやねん!》という想いと共に家路についた。
最初のコメントを投稿しよう!