Keyword‥2

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俺の胸に顔をうずめ 「ウワァーン‥かじゅくん、グシュ、ご‥めん‥なしゃい‥ボクなぁ‥オシ‥ッコ、でちゃったの‥ウワァーン、グシュ」 「えぇっー!ちょ、ちょっ‥ホンマなん?」 「‥‥」黙ってコクリと頷く。 ‥たっ、たかちゃんがおもらしって、マジですか? あの井本様がぁ‥‥ガーンッ!って、 いやいや、たかちゃんはまだまだ子供やからしゃぁない、っちゅやぁしゃぁないけど‥‥まさか、 怒られると思っているのか小さく震えている。恥ずかしさも手伝って涙も止まらない。 この俺の腕の中で《嫌われたない》一心で泣いている、小さい存在が愛しく、いじらしく感じた。 髪の毛をクシャクシャッと撫でて改めて抱き締めなおす。 「心配せんでええよ。かずくんはそんな事で怒ったりせぇへん。」 ソッと顔をあげて俺の顔色を伺っている。目が合い、ふわりと微笑ンでやると、 「‥かじゅ‥くん、」 大きく見開いた瞳から大粒の涙がボタボタ零れ落ちる。 ほっぺたとほっぺたを重ねてスリスリしてやると、たかちゃんからギュゥッと抱き付く。 「たかちゃん、トイレ我慢でけへんかったン?」 「おん‥」 「でも何でシャワー使ったン?」 ジィーッと俺の顔を 見つめる。 「怒らへんからゆっくり話してみ。」 「あんな、ボクなぁ‥オシッコしたなってトイレにいってん‥ほんでなあ‥ジュボンがぬげへんかってん‥グスッ、」 思い出してまた、鼻を煤りだす。 髪に手を入れ梳きながら優しく相槌をうつ。 「ベリュトがかたかってん‥」 「‥ベルト?」 「あんなぁ、ふくぬぐのにおふりょばでぬぎって、かじゅくんゆったからベリュト、はじゅしゅのに、いっぱいいっぱいちからいれたんな、‥ とれへんねん‥‥ほんでなあ‥グスッ、グシュ」 「ちから入って‥出てしもたン?」 「‥おん‥」 クスッ、‥可愛い過ぎて思わず笑みが零れてしまう。 「そっかぁ、じゃぁ、かずくんが悪いんやね。ごめんな、恥ずかしい思いさせて‥たかちゃん、ごめんな。」
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