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‥えッ‥おかしいやン。たかちゃんが甘えたい願望じゃないって事やン。
一個の別人格やン。
何でなん?井本とおんなじようにしてって?
対抗意識持ってるやン‥
アイスを食べ始めた、たかちゃんを見ると考えるのがバカらしくなる程、嬉しそに笑っている。
‥思い過ごしやな‥
シャツとパンツを持って声をかける。
「たかちゃん、足をあげてパンツ履くよ。」
ソファに座って足を前に伸ばす。
「はい、立って‥」パンツをあげると
「‥んっ、やっ!かじゅくん、やン‥ンッ。」顔を紅くして身を捩る。
「クスッ、ごめんな、キツくあげすぎたな。」
「‥かじゅくん、しゅけべやな。ほかのひとにもすんの?なぁー、かじゅくんはいろんなひとにこんなことすんの?」
‥困ったもんや、何でそんなとこだけませてンねん。
「アハハ、せぇへんよ。たかちゃんだけやで。」シャツを着せながらゆうと、
「‥いのもとには?」
苦笑いをして
「せやなぁ、させてもらわれへんなぁー。きっと嫌がりよる。」
俺の顔を覗き込み
「いやがらへんょ、やってかじゅくんのことがすきやもん。‥やから、かなしいかおせんとって‥‥ぼくとおんなじぐらいすきやもん。いのもとないてたもん‥‥かじゅくんがほかのひととなかよくしてんのみて、‥かじゅくん、いのもとにもヨシヨシってシテや‥ぼくとおんなじぐらいやって。」
アイスが溶けて手を伝う。タオルで拭きながら、
「たかちゃん、 二人共同じようにしてるよ。俺、二人共同じように好きやもん。」
「そうなん?よぉーわからへん、かじゅくんなぁ、プリンは?ウニュウニュってしよ。」
「今、アイス食べてるから後でな。」
「かじゅくんのいじわゅ。」
ほっぺをプーッと膨らませて横を向く。
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