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ンッフフ‥‥微笑ンでしまう。
「何やねんな、キッショ。」
そうゆわれても、全然凹めへん。
「わかってん、今日はしかめっ面してへんねん。‥‥機嫌がええンか?」
「はぁー!?いつもと同じや。」
ッて半場キレ気味にゆわれた、
「あっ、コンタクトしてるからや。目が悪いとつい、しかめっ面みたいになんねん。」思い出したようにゆって、
「ほらっ、見てみ。」
顔を近付けて真っ直ぐ見つめる。
ジィーっと見てみるとうっすらと見える。
瞬きもしない井本の瞳が揺れる。
‥綺麗な瞳してるんや。俺が映ってる。
今、井本には俺しか見えてないんや。
そう思うと、嬉しくなって目を細め笑ってしまった。
何故か顔を紅くして
「チッ、近い!ボケ。」と頭を叩く。
「痛いやン‥泣くで。」大袈裟にゆうと
「そんなにきつぅ叩いてへんわ。」
「でも、痛い。‥」凹ンだ振りをすると
「あぁーもぅ。ごめんッて‥‥、なぁー、お前はどれにする?」
「んっ?俺はええょ、好きなんしぃや。」
嬉しそに笑い、ええの?‥と、首を傾げる。
「ほなっ、プリンから」
‥ヤッパ、今日は雰囲気が柔らかいやぁ。
嬉しそに、ニコニコしてるし
この顔、好っきやわぁ。
「なぁ、一口頂戴や。」
「え"ー、いらんゆうたやんか。」
ブツブッ言いながらも、スプーンで一口掬って俺の口へ‥
「あーんっ?‥ 」
目の前で反転して井本の口へ‥
「ウーン、ウマッ!」ニマッと、してやったり‥と笑う。
「 ずっるぅー!何やねん。」
「アハハ、何でやらなアカンねん。」
「‥チキショー!こうなったらどうしても一口貰うからな!」
「無理ー!絶対にやらんで。」
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