Keyword‥4

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珍しく仕事がキャンセルになった午後、《たかちゃん》となっている井本が俺をたたき起こす。 「‥何で?たかちゃんが俺ん家におるン?」 「あんなぁ、いのもとがきたかってん。それでな、かじゅくんねてたからそばでいっしょに、ねててん。‥かじゅくんがぼくよんでん。」 ニッコリ笑って説明する。 ‥また、寝言か‥けど、合鍵使うってどうよ。  また、井本溜め込んでンか? 「なぁ、かじゅくん、かしわもちは?」 「たかちゃん、食べたいンか?」 「おん!」 ベッドから起き上がりたかちゃんの頭を撫でて、 「買い物せなアカンな。」 「ちゅれてって。なっ、いっしょにちゅれてってや」 仔犬のようにじゃれつき服を引っ張る。 「るしゅばんはいややぁー!」 首を横にブンブン振って抱き付いてくる。 ‥お願い事には弱いねん。前回の事もあるし連れていってあげたいけど、 「‥かじゅくん?おこってりゅの‥‥ぼくおりゅしゅばんしてりゅほうがええの‥‥。それやったら‥‥かまへんょ‥‥」 手を離し、トテトテ歩いてリビングに行こうとする。 ‥アカンな、たかちゃんに逆らわれへん。後ろ姿が可愛い過ぎンねん。 「たかちゃん、着替えてから一緒に行こか。‥待っててくれるか?」 ボソッと小さい声でゆうと振り返り、満面の笑顔で 「おん!まってゆ。‥‥かじゅくんのきがえおてちゅだいしよか?」 「ン?えっ!‥ええよ。///」 「かじゅくん、かおあかいよ。かじぇひきさんなん?ねちゅあんの?ちんどいの?」 真ん前にきておでこに手を当てる。 心配そに見つめる目が俺を覗きこむ。 堪らずに、ギュッと抱き締めて 「ちゃうねん。かずくん照れてしもてん。‥たかちゃんが可愛い過ぎるから。」 「たかちゃん、かわいないで。かわいいのはかじゅくんやで。」 そう言って、ほっぺにチュッとキスをしてくる。 ‥///、男前なたかちゃん。  なんか、口説かれてる気分やわ‥  しかも、本人自覚無しやから質が悪いし。 フワッと思わず笑ってしまった。 「なっ、かじゅくんのわりゃってるかお‥むっちゃかわいいで。」 ‥やから、サラッと男前発言はアカンて‥
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