ツィッター なう! 

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目的地を告げると、 「ナンか買っていかなアカンか?」 藤原が、腹減ってるやろ と訊く。 「ソやな うちナンもないわ酒もきれてるわ」 「そう一か‥なぁコンビニ寄ってや」 運転手に変更を言ってから窓の外を眺める。はぁ‥またため息‥ 藤原がメンタル面に弱い間は ‥例え彼女がデキタとしても‥ ずっと傍に居ることが出来るから …自分勝手な願いやけど…  今のままで‥弱いままで‥居ってて… 黙ったまま目を閉じた。 マンション近くのコンビニに着き、タクシーの支払いを藤原に任せ店に入る。 すぐさま酒コーナーへ 取り敢えずビールと焼酎。ツマミにカワキモン少し 「おぃ藤原~」って居らへんやン 店内を見回すと商品棚から頭一つ分飛び出た奴が 腕を組んで親指の爪を噛んでいる。 頸を傾げ、頬杖をつくように角度を変える。口元からは少しばかりの笑み。 ‥妙にエロいよな 何であんなに  色気あるンやろか‥ 俺に気付いた藤原の顔が紅くなった。 ‥何紅くなってンねん‥ 傍に近付くと 《歯ブラシ》? 「はぁ?どうしたン?」 紅いままで 「‥いやな 最近呑んだら寝てまうから‥」 「チッ‥泊まるつもりかい!」 「‥‥‥」眼が泳いでる。 「磨かな気持ち悪いんやったら買ったら」 仕方なく、俺ん家予備無いで‥というと、嬉しそうに選び始めた。 別にどォってこと無いのに、俺まで嬉しくなる。 ‥ナンや彼女が泊まりにくるみたいやんか‥ 「‥着替えも欲しいか‥な?」 一人言のように言う藤原に 「オカマか─?ナンヤったら《お泊まりセット》  一式買っとけや!」 恥ずかしくなり、わざと茶化したつもりなのに 「そやなぁー そうしょ」と、本気で考え出すのを愛おしくなって‥わざと苛々したように 「早よして!腹減ってンねん!」 「おっ‥おん!本読んどって、  俺、まとめて払うわ」 そう言ってカゴを取り上げ店内を回る。 仕方なく雑誌を手に取り藤原を待つ事にした。 支払いを済ませたあと、金を出す、出さんで言い合いながらマンションまで歩いた。
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