ツィッター なう! 

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ニコニコしてる藤原に 「どんな魔法使こたン?原形無いやン」そう言うと、益々顔をクシャクシャにして話始める。 オードブルに、サラダのポテトをハムで巻いたのと チーズをハムで巻いたのを2種。 蕎麦とサラダの胡瓜を焼き海苔でのり巻きにした 蕎麦寿司。 サラダの野菜と蕎麦の山芋、卵、焼きそばで モダン焼き。 「どやっ スゴイやろ」 「ホンマに‥器用やな‥‥」 改めて思う ‥どんなけ一人上手やねん 思う反面、 嬉しそうに説明をする藤原が ‥可愛くて、愛しい。 「エライ手間掛けさせたな‥  こんなウマイ飯は ホンマに久しぶりや」 「アッハハ 井本がこんなに喜んでくれるん  やったら、毎日作りにこよか」 「アハハ 頼もかな」 少しだけ本気の想いが口から溢れ落ちる。 視線が絡み合い、どちらともなく切なく笑いながら ‥出張費込みで、1日二万円でええで ‥アホか 高いわ ソレからは交わす言葉もなく、食事を味わう。 ビールから焼酎に変わる頃には、程好く酔いもまわり雰囲気も柔らかくなる。 「そろそろ本題に入ろか 携帯だしぃや」 鞄から取りだし、手渡される。 ‥見てもええか? と、尋ねて画面を開く。 「コレ営業用やろー‥ コレやなしに  個人的なンは ないんか?」 「アッ‥ある‥けど‥‥」 もう一個の携帯を出すが 手渡さず躊躇って俯いている。 自分の個人用の携帯を出しながら 「マッ あんまり見られたないわな‥  かまへんで、取り敢えず一緒にやって  ‥説明すんで」 画面を開きみせながら登録方法を順に済ませていく。 藤原は俺の携帯を見ながら打ち込んでいく。 「ナンや簡単やなぁ〓」 「そやろ 難しく考えすぎやねン。」 「そっかぁ〓‥できた‥ありがと井本!」  
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