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嬉しそうに携帯を弄り始めた。
「なぁ~何てツブヤコかは‥
うわぁ~緊張するわ」
酒が入ってテンションが高いのだろう。左手で頬杖をついて頭を傾げる。
愉しげなところに水を刺すとようだか‥
「あのな‥アンマリ期待したらアカンで‥
そんな簡単に誰も返してくれへんで‥」
「解ってるよ ええねん やりたかってん」
何故か真っ直ぐ見つめられて ドキドキした。
ソレを隠すかのように
「ナンヤったら俺フォローしたろか?
ユーザー名教えて」
「アカン!アカン!井本がフォローしたらアカン!」
エライ剣幕で怒られてしもた‥
‥落ち込ンでまうやろーー!
「俺ゆうたやん‥誰も知らん方がええねん
マァ日記みたいに気長にするし、
誰のフォローワーにも成らんと思う‥‥
只、共感してくれる同じ悩み持った奴を
みつけたいなぁ~って
‥可笑しいかな?」
前髪を弄りながら、少し考えて言葉を紡ぐ藤原の片意地なまでの《決意》
ソコまでさせる悩みを何故、話してくれないのか?
‥相方って‥友達よりもしたかい‥‥
複雑な想いで双眸がキツく歪む。
「ややなぁ~睨まんとって怖いやン」
「はんっ‥何ゆうてんねん
落ち込んでも知らんょ!」
「大丈夫です~~アッハハハ」
大声で笑う藤原をみてると何も云えなくなる。
‥マァええわ 今夜はウマイ飯が食えたし
いつまでも携帯相手にツィートしてる藤原を優しく見つめた。
「ナア~何てツィートしたん?」
「内緒やーー!」
「職業何てしたん?」
「内緒やって!」
愉快そに笑いながら、ツィートを続ける。俺は、ソレを横目に
「荒らしたろかー!」
「いやーん やめてやー」
大きな手で顔を隠しおどける藤原の肩にパンチを入れた。
‥‥続く‥
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