一人暮らし‥3

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少し困った顔をした貴史が 「‥教えてやってもええけど‥‥一裕が自分で気付いてや。 一裕が自分で気付くまで、俺‥‥傍に居るから‥‥ いつまでも‥‥一緒に居るから‥‥」 そう言って、涙を拭う様に目尻にキスを落とす。 「‥‥多分、俺‥‥一生かかっても、よう気付かんかもしれへんで。 俺‥傍に居って欲しいから‥‥」 「クスッ、ええよ。‥一裕の気が済むまで待つから。‥‥」 そう言って今度は唇に触れるだけのキスをする。 「貴史‥‥約束やで。」 「クスッ、あぁ、約束や。」 ‥‥終り‥‥‥
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