71人が本棚に入れています
本棚に追加
少し困った顔をした貴史が
「‥教えてやってもええけど‥‥一裕が自分で気付いてや。
一裕が自分で気付くまで、俺‥‥傍に居るから‥‥
いつまでも‥‥一緒に居るから‥‥」
そう言って、涙を拭う様に目尻にキスを落とす。
「‥‥多分、俺‥‥一生かかっても、よう気付かんかもしれへんで。
俺‥傍に居って欲しいから‥‥」
「クスッ、ええよ。‥一裕の気が済むまで待つから。‥‥」
そう言って今度は唇に触れるだけのキスをする。
「貴史‥‥約束やで。」
「クスッ、あぁ、約束や。」
‥‥終り‥‥‥
最初のコメントを投稿しよう!