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「ウンッフフ‥いやぁ~愉しいわ!ナンか気持ち
がラク~~!」
「キッショいわ!笑うな」
井本から蹴りが入る。
‥お前の妄想に付き合えん!
冷たく言われても、ソレがまたツィートになる。
『好きなアイツから蹴りのプレゼント』
もう携帯が離されへん。
誰からも理解されない想いやけど
‥今、この瞬間を忘れたないから‥
ツィートし続けた。
返信なんか要らへん。
ただ画面上に今の想いが残ればええ‥‥
形のない想いやけど 俺は形で残したい。
『ホンマに好きやねん』
最後にツィートして井本を見ると、優しく俺を見ていた。
‥勘違いしてまいそ‥
そしたら、笑ってしまった。
「ンフフ‥ナンやねんな もうダウンか」
年やなぁ~と 付け足す。
井本は、素直に
「そうかもな‥ホンマに眠いわ」
「後片付けやっとくで‥風呂入って来たら」
「面倒いからええ。先に寝るわ お前の布
団ベッドの横やで‥後は勝手に風呂つか
い~」
「ありがと‥でもナンやったらタクシーで帰
るで」
そう言って片付けはじめると、黙ったままコンビニの袋を投げつけられた。
「ひど~痛いやん!やめてや!」笑って云うと
「何の為の《お泊まりセット》やねん。
朝メシも期待してんで」
ニカッと笑った井本が格好良くて
なんやろか‥俺きっと嬉しいンや‥‥
「しゃぁないなぁ~パンしかないで」
「ええねぇ~楽しみですわ」
笑いながら片手を挙げ
‥おやすみ~
「おっ‥おん!おやすみ‥」
井本が寝室に消えたのを確認して‥
涙が溢れた‥
‥アカン!ヤッパ 好っきや!!
‥俺‥井本が‥
『さりげない優しさに涙』
『ヤッパ好きーーー!』
って ツィートしてまうわ‥
‥続く‥かも?
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