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遮光カーテンの隙間から日の光が射し込み目が覚める。
‥もう朝かいな ン?ここ何処や‥
アッ‥そや‥井本ン家や
上半身を起こし横のベッドを見ると、毛布にクルマって寝ている井本に手を伸ばし、人差し指で髪をソッとかき分けた。
「‥ぅ‥うん‥‥」穏やかな寝息が続く。
「///‥カワイイ‥携帯や シャッターチャンス
やん」
ピロリ~ン
「う‥眩し!カーテン閉めろや!
‥‥メシ出来たら起こして‥‥‥」
勘違いして毛布を頭から被り、また寝てしまった。
‥バレてへん!
確認して頬が弛む。
『●さん!寝顔GETーー!』
ツィートしてから、昨夜の自分のツィートを読み返す。
‥ちゃんとある 俺の気持ちが
酔ってても忘れない井本の言葉も
『ヤッパ好きーーー!』って言葉も
‥改めて読み返すと俺って
‥‥乙女か‥
自傷気味に笑うと、簡単に布団をたたみ ジーンズを履いて朝メシに取りかかる。
キッチンに パン・ハム・卵・チーズ・少しの野菜サラダを並べる。
マッ‥サンドウィッチ位しかでけへんな
牛乳はないわな‥豆乳かぁ~
ソイ・ラテでええか‥
先に顔洗って考えよ
洗面所には 歯ブラシが2本並んであった。
『‥恋人同士みたいやね』
『俺かっていつも隣に‥居たいねん』
ンウフッ‥これをみたら今夜もきっとまた思い出せる。ウマイ酒が飲めそやな‥
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