71人が本棚に入れています
本棚に追加
/384ページ
ゆっくりと焦らす様に俺の身体の至るところを唇が這い回る。
「ぁ゙あ゙あ‥‥‥ンっ‥たか、ふみィ‥‥焦らさん、‥っ、とって‥」
「注文が多いなぁ。‥‥ンっ?
我慢でけへんのか?」
耳元で囁かれ、アイツの声が頭の中を廻る。
「は‥いィ‥‥が、まん‥‥でけへん。‥‥欲しいねん。‥‥」
「ン、‥」
傍にあったクッションを俺の腰の下に充てがい挿入し易くする。
俺の後孔にアイツのモノが触れる‥‥
「ァ‥ン、‥ィ‥‥」
ゆっくりと俺の中に侵入してくる。
俺は快感で身体中が熱くなる。
「‥ぁ゙ぁ゙あ゙、‥ィ‥いィ‥‥」
アイツを抱き締め返したくて手を伸ばそうとするが、自由のきかない手がもどかしい‥‥
「‥お、願いィ‥‥手、‥ンっ‥ァ‥外して、‥やぁ゙ぁあ。」
腰の動きが止まって入ったまま俺の手を自由にしてくれる。
だけど、その行為は俺にとっては蛇の生殺しそのものだった。
‥ンっ‥ァ‥俺の中で、貴史のが‥‥
ベルトを外すのに力を入れる度、ビクッと動くのがわかる。
その度に俺も力が入る。
「何、締め付けてンねん。‥ンっ‥腰を動かすなや。‥ァ‥」
「‥ハァ、ん、‥ィ‥ごめん、でも‥‥お前のが俺の中で、‥ビクッて、‥ァ‥ンっ‥俺‥止まらへん、んっ‥‥」
自由になった手でアイツを抱き締めると、俺の髪を掻き上げて真っ直ぐに見据えて囁く。
「そんなに、ええンか?‥‥」
「ぅん、‥ンっ‥ええ、‥アッ、アツいィ‥」
「口、半開きのまんまで喘いで、‥‥
ホラッ、離せや。‥‥俺がイカしてやるから‥‥」
目尻に優しくキスを落として笑う。
そして‥‥‥
俺はアイツの腕の中で、抱き締められながら果ててしまった。
ゆっくりと俺から抜こうとするアイツを離したくなくて‥‥
「‥このままで、‥」
「ン? ええけど、‥」
「‥俺‥抱き締められるのも‥‥好き。」
「‥そっか。」
少しの間、‥俺はアイツの鼓動を感じていた。
二人とも汗だくのまま‥‥
最初のコメントを投稿しよう!