71人が本棚に入れています
本棚に追加
/384ページ
きっちり完食して片付けてると、
「ナンか手伝おか~」と、井本がキッチンに現れた。
「かまへんでせっかくの休みなんやし、ゆ
っくりしてたら‥」
「ありがと‥」
『おやっ?素直やね~』
片付けが終わって洗濯を干し終わると
『いやぁ~ソファーでうたた寝してるやン』
毛布を持ってきて上にかける。
『ずっと寝顔を見ていたい。』
マァ‥無理なことやけど
携帯を取りだし眼鏡の寝顔を ピロリ~ン
写真をチェックしてから
『大きめの黒縁眼鏡は反則っす。』
井本の髪を撫でながら
「俺、ソロソロおいとますんで 風邪ひくから
ちゃんとベッド「面倒いわ!気ィ付けてかえれ」」
‥しゃぁないなぁ
井本を抱き抱えベッドに運ぶ。
「また‥明日な 」
寝室のドアが閉められ、玄関で音がする。部屋に藤原の気配無くなる‥
‥‥藤原のアホタレ ずっと携帯ばっかで
おもんない!俺かてツィッターしよかな‥
昨夜削除したツィッターを登録して、色んな奴のツィートをみる。
キーワードを入れて次々と目で追う。
‥ナンか暇人仰山いよるわ‥
気になったユーザーのホームで一通り覗きまた次にうつる。
色んなキーワードで全く違うひとがヒットする。
かなりの時間、ボンヤリ弄ってたら
『●さんの寝顔の写メアテに~酒ーウマッ!』
変わった奴おんなぁ~‥
まだ5時前やン かなりの飲んべえ‥‥
と言いながらもビールを取りにいく。
ベランダでは
《アイツのTシャツ》と《俺のTシャツ》が
楽し気にはためいていた。
最初のコメントを投稿しよう!