幼なじみ

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そういった感じで付き合いだしたンや。‥‥ けどな、‥‥信じてるンやけどな‥‥ 最近、違和感を感じるんや‥‥ 何かなぁ‥‥ 別に上手くいってない訳やないねん。‥ 毎日、おんなじ時間にメールはくれる。 ‥‥けど‥おんなじ文面で電話は一切なしや。 俺から電話すると必ず嬉しそに出てくれる。 ‥‥けど‥すぐ口隠るねん。 よくデートもしてくれる。毎週の様に。 ‥‥けど‥誘うのは俺ばっかで、食事だけとかであんまりええ雰囲気にならへんねん。 俺がドタキャンしても怒らへん。 ‥‥俺は喚き散らして口も聞かへんかったりすんのに。 ただ、それだけの事なんやけどな‥‥ 別におかしないってゆうたらそうなんやけどな‥‥ 俺‥‥ホンマに付き合ってンやろか? って思う時があんねん。 はぁー、考え過ぎなンやろか。 けどな思いあたる事が多すぎて、‥キスなんかもアノときだけやし。 あの時の全部嘘やったんかな、って‥‥ やっぱ、かず君優しいから流されたンやろか。‥ ただの友達としての〈好き〉やったんかな。‥ ‥ただの幼なじみなんやろか。 やって、思い当たる節が一杯あるねん。 「‥‥俺‥かず君から好きってゆわれたの一回だけしかないやん‥‥確かに一回しかようゆわんってゆってたけど‥‥」 思わず呟いた。 ‥ちょっ、そんな事無いよな。俺がかず君好きってゆうたらいつも‥‥ えっ?‥‥微妙な顔してるよな。 何でなん?‥ 俺‥かず君を‥‥ そりゃぁ、再会してからは俺が纏わりついて誘ってたけど‥‥ ‥今もや‥‥ でもや‥あの時、確かに俺の事好きってゆってた。 でもや‥それっきりやんな‥‥‥ 「あ゙ぁ゙ーー!!アカン。‥ウダウダ悩むのは性にあわん。」 俺は布団から飛び起きてシャワーを浴びる。 時計を見ると、8時‥‥ ‥電話してみよか。‥でも、昨日は遅いってゆってたからまだ寝てるよな。 はぁー、かず君優しいから俺のおもりしてるだけなんかな。‥ また、堂々巡りが始まる。 全部、俺からの事でかず君からは何も無い。 そりゃぁ、かず君と一緒に居って過ごすンは楽しいけど‥でも、‥‥そんなけやと、な‥‥ 「約束してへんけど、かず君ん家いって話してみよ。‥」 着替えもそこそこに俺は家を出た。 かず君ん家は1つ離れた駅の近くだ。充分歩ける距離。‥‥ 俺は歩きながらもう一度考えをまとめてみる。 やはり、引っ掛かる事ばかりだ。
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