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居間の様子をよく見ると
雅樹が所持している
辞典や雑誌等が無造作に置かれ、
有り得ない程散らかっていた。
「どうしたの?これ…」
「勉…強…
僕は必要な言葉以外
知らないから。」
アスカはたどたどしい言葉を
必死に紡いだ。
(必要な言葉?)
思案する雅樹を見て
アスカは、
「昨日…とかの」
と続けた。
それを耳にした雅樹は
少し気まずい気分になり
アスカから目を反らした。
「でも、あなたは…
それ以上を求めた。…から」
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