第壱章~底~

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晴れの日は 空から降り注ぐ 太陽の光を浴びて 地上への希望を抱きながら、 今日も生き延びるため、草や土を貪る。 雨の日は、流れ込む水を恵みの水だと喜び、ただひたすらに雨水を飲んだ。 雪の日は寒さに凍えながらも、これは自分に対する試練なんだと割り切り、いつか穴から出ることを夢見て、ただひたすら耐えた。
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