夜明け

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いつも通りの時間 布団の上に縮こまりながら携帯を眺めて表情をくるくると変える 慣れるにつれて深まる周りとの仲が嬉しくて堪らなかった。 そして蒼と過ごす時間が楽しくて堪らなかった。 「トイレにゴキブリ…怖くて今夜は寝れなそう」 しかし何かが変わっていく 「可愛いな」 「酔ってる?蒼さん」 「酔ってない。何か枷が外れた感じ」 「枷 読めなかったろ」 いつもとは違う雰囲気に戸惑ってしまう 「かせ でしょ!」 「そうそう。海可愛いよ、よしよし」 頬が熱くなるのが分かる。 冷静にすらなれなくて口元は緩みっぱなしでだらしない。
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