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「NEW☆EARTHが発売されて10年近く経つけど、いまだにコレよりリアルなのは出来てないんだよなぁ」
虎一は笑顔になり、俺の方に向きを変える。
こんな笑顔するって事は、話長くなりそうだなぁ……
虎一とは付き合いが長いせいか、表情見ただけで何を言いたいかだいたい分かってしまう。
「なぁNEW☆EARTHやってみたくないか?」
虎一は目をキラキラと輝かせ見つめてきた。
「いや別に…」
俺は漫画を開き、読み始める。
「何だよ冷てぇな!てか今日、暇してるだろ?」
「暇って訳ではないけど、特に用事はないなぁ」
「それを暇してるって言うんだよ!」
暇で悪かったな!どうせ俺には彼女なんかいないし、暇人ですが何か?
俺はちょっとムスッとした顔で虎一を見た。
「何か怒ってないか?それよりウチに遊び来いよ!ちょっと見せたい物があるんだよね」
見せたい物?
どうせ虎一の事だか新作のゲームとかだろうなぁ……
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