起動

7/51
前へ
/292ページ
次へ
「マジか!?このバッグってそんな風に使うのかぁ!」 脇に放り投げていたウエストバッグを見つめる。 説明書には、このウエストバッグはマジカルバッグという名前で、見た目は小さいが中にいろんな物を入れられると書かれている。 ゲーム内で手に入れたアイテム類は、全てマジカルバッグに入れるらしい。 何でも入るなんて、まるでド○えもんの四○元ポケットみたいだなぁ…… 俺はマジカルバッグを手に取り、立ち上がって腰に装着してみた。 軽いし、装着したまま動いても邪魔にならない。 その姿を部屋に備え付けてある縦長の鏡に写してみる。 バッグの部分が前にくるとオタクっぽい感じがする。 俺は腰に巻いたマジカルバッグを回し、前から後ろにもっていく。 「よし!これならオタクっぽくないな」 鏡に写った自分の姿を見てニヤけた。
/292ページ

最初のコメントを投稿しよう!

654人が本棚に入れています
本棚に追加